【たった一滴で感染する新種ウイルスの恐怖!人類を滅ぼす28日間の結末とは?】映画『28日後…』感想・評価

映画「「28 Days Later」/出典元:imdb.com

監督・脚本

監督ダニー・ボイル
脚本アレックス・ガーランド

作品情報

公開日2003年
上映時間114分
制作国イギリス、アメリカ、オランダ
年齢制限PG12

出演者

キリアン・マーフィブレンダン・グリーソン
ナオミ・ハリスレオ・ビル
クリストファー・エクルストンリッチ・ハーネット
ミーガン・バーンズ

予告編

あらすじ

世界に放たれた未知のウイルス──
それは、たった一滴で人の精神を数秒で侵し、理性を怒りに置き換える。
感染者は人の声を“敵”と認識し、殺意のままに襲いかかる。
理性なき咆哮が、街を、国を、そして文明を飲み込んでいった。

そして、28日後。
病院の一室で昏睡から目覚めた男・ジム。
誰もいない病棟、静まり返るロンドン。
世界はすでに、人間が住む場所ではなかった。

感想

無法地帯と化した世界で描かれる人間の本性は、あまりにもリアルで、正直ゾッとしました。

本作はいわゆる“過激なゾンビ映画”というよりは、人間関係や心理描写に重きを置いたシリアスな作品となっており、ゾンビの恐怖だけでなく、その中で浮き彫りになる人間同士の対立や弱さがじわじわと響きます。

私は先に『28週後…』を観ていたこともあり、もっと暴力的でスピーディーな展開を予想していたのですが、いい意味でその期待は裏切られました。このギャップは、人によっては評価が分かれるかもしれません。

とはいえ、個人的にはかなり楽しめました。特に印象に残ったのは、「結局、どんな世界でも争うのは人間同士なのか…」と感じさせられる場面。ゾンビよりも人間のほうが怖い、そんな皮肉な現実が突き刺さります。

あと、あの全力疾走してくるゾンビは反則ですよね…現実にいたらと思うと、本当に恐ろしいです(笑)

もし、ゾンビ映画 = 過激さを期待しているなら、『28週後…』のほうがしっくりくるかもしれません。
ただ、『28日後…』は人間ドラマとしての重みが強く、異なる魅力を持った作品だと思います。

評価

総合評価

ゾンビも怖いけど、結局一番怖いのは人間かもしれないですね…

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