【狂気に満ちた世界】映画『インフィニティ・プール』感想・評価

映画「インフィニティ・プール」/出典元:映画.com

監督・脚本

監督ブランドン・クローネンバーグ
脚本ブランドン・クローネンバーグ

作品情報

公開日2024年
上映時間117分
制作国カナダ、ハンガリー、フランス
年齢制限R18+

出演者

アレクサンダー・スカルスガルドミア・ゴス
クレオパトラ・コールマントーマス・クレッチマン
ジャリル・レスペールアマンダ・ブルジェル
ジョン・ラルストン

予告編

あらすじ

スランプに陥った作家ジェームズは、新たな創作のヒントを求め、裕福な資産家の娘である妻エムとともに、
高級リゾート地として名高い孤島を訪れる。美しい風景に囲まれながら過ごす中、

彼は自身の小説の熱心な読者だという女性ガビと出会い、彼女の夫とともに食事をすることに。
すぐに打ち解けた彼らは、観光客には立ち入りが禁じられたエリアへと足を踏み入れる。

しかし、それが恐ろしい出来事の幕開けとなるとは、誰も予想していなかった——。

感想

本作は、独特な演出と衝撃的なストーリーが特徴の作品でした。

物語の冒頭は、ふとした過ちが思いもよらぬ展開を招き、
現実にも起こりうる出来事として描かれることで、
主人公の苦悩に共感し、世界観に引き込まれました。

しかし、後半に進むにつれ、過激な大人向けの描写が増え、
その表現が本当に必要だったのか疑問に感じる場面も多くありました。
倫理観を揺さぶられる内容に、前半の期待感があった分、残念な気持ちが残ります。

また、本作は考察が不可欠な作品ですが、個人的には深く掘り下げたいとは思えず、
独特な演出と過激なストーリーに圧倒され、最後までその世界観に馴染むことはできませんでした。

評価

総合評価

不快に感じる内容や過激な描写が多いため、苦手な方は閲覧を避けたほうが良いかと思います。また、家族での鑑賞も控えたほうが良いでしょう。

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