【静かなプールが恐怖の入り口】映画『ナイトスイム』感想・評価

映画「ナイトスイム」/出典元:映画.com

監督・脚本

監督ブライス・マクガイア
脚本ブライス・マクガイア
脚本ロッド・ブラックハースト

作品情報

公開日2024年
上映時間98分
制作国アメリカ・イギリス
年齢制限G

出演者

ワイアット・ラッセルナンシー・レネハン
ケリー・コンドンベン・シンクレア
アメリ・ヘフェル

予告編

あらすじ

かつてメジャーの舞台で輝いていたレイ・ウォーラー。
しかし、予期せぬ難病によって、その栄光はあっけなく途絶えた。
再び立ち上がることを誓った彼は、静養のため、家族と共に郊外の古びた一軒家へと移り住む。

その裏庭にぽっかりと口を開けるのは、長らく封印されたプール。
15年もの間、誰にも触れられることなく放置されていたその場所には、不穏な気配が染みついていた。

新たな暮らしに希望を見出す妻イブ、反抗期にさしかかる娘イジー、無邪気な幼子エリオット。
だが、日常に溶け込む違和感は徐々に色を濃くし、プールの底から這い寄る“何か”が、
家族の心に静かに忍び寄る。

水音のない揺らぎ、耳元で囁く声、視線の先に現れては消える影。
この家にあるのは癒しではなく、出口なき悪夢だった──。

感想

今回鑑賞した映画「ナイトスイム」は、どこか物足りなさが残る作品でした。

「プール」という身近で穏やかな空間に恐怖を持ち込むというコンセプトには
惹かれるものがありましたが、ストーリー展開がやや平坦で、
終始盛り上がりに欠ける印象を受けました。

ホラーとしてのスリルや緊張感も控えめで、恐怖演出は全体的にシンプルでした。
また、テンポも単調で大きな起伏がないまま物語が進んでしまったのは残念です。

個人的には、登場人物の背景や、プールという空間に潜む“何か”について、
もう一歩踏み込んだ描写があれば、物語により深みが増し、恐怖にも説得力が
生まれたのではないかと感じました。

ホラーとしての怖さも薄く、印象に残るような演出も少なかったため、
最後まで気持ちが高まることなく終わってしまいました。

期待していただけに、もう一歩踏み込んだ展開や印象に残る恐怖が欲しかったです。

評価

総合評価

怖さも物語の深みも足りず、正直物足りない作品でした・・。

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