
監督・脚本
監督 | エベラルド・ゴウト |
脚本 | ジェームズ・デモナコ |
作品情報
公開日 | 2022年 |
上映時間 | 103分 |
制作国 | アメリカ |
年齢制限 | R15+ |
出演者
アナ・デ・ラ・レゲラ | ウィル・パットン |
テノッチ・ウエルタ | べロニカ・ファルコン |
キャシディ・フリーマン | スージー・アブロマイト |
レヴェン・ランビン | ジョシュ・ルーカス |
あらすじ
「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ&「パラノーマル・アクティビティ」のジェイソン・ブラム製作による人気スリラー「パージ」シリーズの第5作。アメリカ政府は深刻化する移民増加問題の対策として、1年に一晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法化される法律「パージ」を発令する。しかしパージに乗じて人種差別主義の過激派組織が暴走を始め、終わりのない「無限パージ」へと突入してしまう。メキシコ政府は無法地帯と化したアメリカを援助するため、6時間だけ国境を解放すると宣言。メキシコ移民の夫婦アデラとホアンは雇用主一家と共に国境を目指すが、道中で過激派の一団に遭遇してしまう。アデラを「ナチョ・リブレ 覆面の神様」のアナ・デ・ラ・レゲラ、ホアンを「闇の列車、光の旅」のテノッチ・ウエルタが演じた。(出典元:映画.com 「フォーエバー・パージ」)
予告編
感想
今回鑑賞した作品「フォーエバー・パージ」は、これまでのシリーズ作品と比較するとそこまでの緊迫感や狂気は感じられず、銃撃戦が強めなアクション映画となっていた印象を受けました。
“パージ”といえば、殺人を含む全ての犯罪が合法となる12時間を様々な手段を活用して必死に生き延びている姿が醍醐味であったと思っています。
その主要キャラや一般市民たちから感じることができる1秒でも早く終わって欲しいという想いが映像から強く感じ、”パージ”にしかない独特な雰囲気と緊迫感がありました。
しかしながら、今作では“無限パージ”という設定になっていることもあるのかルールを完全に無視した人々が暴動しているだけで銃撃戦がメインとなっていましたね。後半からは銃撃戦が強めなアクション映画を鑑賞している気持ちでした。
過去作の”パージ”では、銃や近接武器を問題なく購入と使用できる強者と購入できずに使用することもできない弱者よる格差を表現した”パージ”の構成も個人的に好きでした。
必死にバリケードを作ることや家にある最低限の武器で応戦するなど、とてもリアリティさを感じたからだと思っています・・笑。
また、今作では異常な狂人も見受けられなかったですね。個人的にはあの異常すぎる狂人たちの行動やどのようにして彼らから戦い逃げるのかハラハラドキドキある映像がたまらなかったです。
“無限パージ”ということでしたら想像を超えるような狂人が居ても良かったのではないかなぁと思いました(笑)。
総合評価
恐らく今作の内容からこれは”パージ”じゃない!っと言う方が多くいらっしゃるかと思いますが、映画全体を総合的に評価するとつまらない作品ということはなかったですね。
過去の作品と比較すると大分異なる内容となっていたので戸惑うことはありましたが、これはこれで新しい”パージ”と考えて鑑賞してもらうと純粋に楽しめると思います。
【R15+】にしては過激する描写も特に見受けられなかったので、比較的に観やすい作品だと思います。特にパージシリーズを初めて鑑賞する人にはおすすめですね。